リフォームは通常、劣化や不具合、傷み、汚れが気になり行うのですが、
自分や家族の年齢を考えることも、リフォームする上で大切な要素だと思います。
人生100年時代と言われますが、現在平均寿命は、男性81歳、女性87歳くらいです。
実際「もう高齢だから、お金はかけたくない…」と、おっしゃるお客様は少なからずいらっしゃり、
そのお気持ちはとてもよくわかります。お金の有無というより、そういう心情なのですよね。
けれど、傷みが酷く、簡単な修繕では修復不可能・・そんな場合があるのも事実です。
特に屋根工事では危険で屋根に登れず、手を加える事すらできない・・そんな場合もあります。
そんな時「この先、台風や豪雨のたび不安や恐怖で過ごされるのか・・・ご高齢なのに・・・」
「あぁ、もう10年早くリフォームしていれば・・・」と、商売抜きに悔やまれてなりません。
いろいろなご都合はあるでしょうが、時に人生という大きな視点に立って住まいを見回すことも大事なことだと思います。
そういった意味で、今回の浴室リフォームは、ものすごく劣化や汚れが酷かったわけではありませんでしたが、
先々まで考えた、大変賢い価値あるリフォームだと思いました。