屋根のカバー工法はどんなときにおすすめ?費用・耐久性・注意点をプロが解説
屋根のリフォーム方法には「葺き替え」と「カバー工法(重ね葺き)」の2種類があります。
なかでも、最近人気が高まっているのがカバー工法。
費用を抑えながら見た目も性能も一新できるため、リフォームを検討される方から多く選ばれています。
では、どんなときにカバー工法がおすすめなのでしょうか?
新城市を中心に屋根リフォームを手掛けてきた建造が、リフォーム現場で培った職人の視点を交えながら詳しく解説します!
1.屋根のカバー工法とは?

カバー工法とは、既存の屋根を撤去せずに新しい屋根材を重ねて施工する方法です。
もう少し簡単に言えば、今ある屋根を新しい屋根でカバーしてしまう工法のこと。
もとの屋根材の上に防水シート(ルーフィング)を敷き、その上から軽量な金属屋根などを被せて仕上げていきます。
カバー工法の最大の特徴は、既存屋根を残すことで廃材が少なく、工期も短いこと。また、屋根が二重構造になるため、断熱性や遮音性という点でもメリットがあると言われています。
2.カバー工法がおすすめな屋根とできない屋根

建造でも、カバー工法をおすすめすることは多いのですが、すべての屋根にカバー工法ができるわけではありません。
一般的にカバー工法が施工可能なのは、平板なスレート屋根(カラーベスト)です。つまり、上から屋根材を新しく被せられる形になっているかがポイントです。
一方で、瓦屋根や厚みのあるセメント瓦などは凹凸があるため、カバー工法は適用できません。この場合は、屋根の葺き替え工事が必要になります。
同じ“屋根”でも、日本ではさまざまな素材が使われています。そのため、屋根材によって施工方法が異なるため、プロにしっかりと「どんな方法が良いか」を見極めてもらうことが肝心です。
3.カバー工法をするのにおすすめのタイミングは?
「屋根が傷んできたけれど、葺き替えるほどではない」
「今まで何度か屋根を塗り替えてきたけれど、もう次で最後にしたい」
そんなときこそ、カバー工法が効果的です。
スレート屋根の場合、築15~20年を過ぎると紫外線や雨風によって塗装の劣化や色あせ、ひび割れが目立ってきます。そのため、定期的な塗り替えが必要になるわけですが、過去に1~2回塗装を行っている場合には、カバー工法も検討してみましょう。
とくに、下地(野地板)の痛みが進んでいる状態なら、次の塗装よりもカバー工法への切り替えがおすすめです。
塗装は一時的な補修にすぎませんが、カバー工法なら屋根をまるごと新しく被せるため、見た目も性能も新品同様になります。
4.カバー工法の屋根はどのくらい持つ?

金属屋根材の耐久年数は約30年。これは塗装の約3倍の耐久性です。
初期費用は塗装より高くなりますが、長期的に見ればメンテナンスコストを大きく抑えられます。
また、葺き替えのように古い屋根を撤去しないため、廃材処分費や撤去費が不要なのも良いところかもしれません。
実際に、建造では『老後の住まいを整えたい』と定年後や定年前にご相談くださる方も多くいらっしゃいます。
これから屋根のことを気にせず老後を過ごせるようにするなら、あと30年持つカバー工法が良いのでは?とご提案させていただくことがよくあります。
ーーどんな方法が良いかは、これからの暮らし方や「この家にあと何年住むか」などによって変わります。ぜひ一度建造まで気軽にご相談くださいね!
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