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【屋根の寿命チェックリスト】自分でできるセルフ診断

2025.10.09

屋根は家を守る大切な部分ですが、普段なかなか見ることがない部分かもしれません。
ある程度築年数が経っている家にお住まいなら、ぜひ屋根の状態を一度確認してみてください。実は、少し離れて家を眺めるだけでも、屋根の劣化に気づけるポイントがあります。

今回は、リフォーム会社の現場で培った職人の視点を交えながら「金属や窯業系(スレート)屋根の自宅でできる屋根のセルフ診断」をご紹介します。

1.色褪せや塗装の剥がれをチェック

屋根材が金属や窯業系(スレートなど)の場合、最もわかりやすいサインは「色あせ」「塗装の剥がれ」です。

新築から20年ほどの家なら大きな補修は不要なことも多いのですが、以前一度屋根の塗り替えをしているという家の場合は塗装から約10年がメンテナンスの目安。

外から見てムラや白っぽさが目立つようになったら、劣化が進んでいるサインです。

2.雨漏りしていないかをチェック

屋根の劣化のサインとしてもう一つ、わかりやすいのが雨漏りです。
とはいえ、雨漏りしている状態は、屋根の劣化が進んでしまっている状態です。また、雨漏りを今していなくても実際には屋根の内部が劣化し始めているケースも。

セルフチェックするなら、自宅の室内に雨漏りがあるかどうかを確認しましょう。
雨がポタポタ落ちていなくても、天井や壁紙にシミができていたり、雨の翌日に屋根裏に湿気やシミがある場合には雨漏りしている可能性が大です。

3.屋根の表面を遠くからチェック

屋根の状態はなかなか室内からでは確認しにくいものですよね。
だからと言って、無理をして屋根に登る必要はありません(それは私たちのような職人にお任せくださいね!)。
周りに建物があまりない環境なら、家から15mほど離れて屋根を見てみましょう。

・屋根の塗装にムラがあるように見えないか
・屋根材が浮いているように見えないか
・一部だけ光沢が違ったり、変色しているところがないか

などを見て、気になることがあれば私たち建造にご相談ください。
建造では、最近はドローンを使った点検も行っています。正しく状態を把握して修理するべきか、どんな修理方法があるかをお話しします!

4.金属や窯業系(スレート)屋根の修繕方法もいろいろある!

屋根の補修には、大きく分けて「塗り直し(塗装)」と、「カバー工法」というものがあります。

塗装はその名の通り、屋根材の表面に塗料を塗り直すこと。
見た目も美しくなる反面、塗装はある程度の時間が経つとまた塗り直さなければいけない点は注意が必要です。

最近は塗料の性能も上がっていますが、現場の感覚としては10年ほどが一つの目安です。

もう一つ、屋根の修繕方法の選択肢となるのがカバー工法です。
カバー工法は、今ある屋根の上に新しく屋根材を重ねる方法で耐久性を重視するならカバー工法がおすすめ。
新品の屋根に葺き替えたのと同じような耐久性が期待できます。

5.悪質な訪問営業にはご注意を!

最近は、ニュースなどでも「近所で工事をしている時に、お宅の屋根の状態が危ないから親方に言われて来た」と突然ご自宅を訪問する悪徳業者がいると報じられていますよね。

実際に、建造でもお客様や地域の方から「知らない業者さんに、屋根が危ないと言われて心配になった」というお問い合わせをいただいたことが何度かあります。
実際に点検してみると屋根の状態に問題がなかった…というケースも少なくありません。

屋根の状態に不安を感じていらっしゃるなら、まずは信頼できる専門業者にご相談ください!

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