屋根のてっぺん、浮いていませんか?『棟板金』の交換サインとは
普段は見えにくい場所ですが、実は屋根の中でも特に重要なパーツのひとつが棟板金(むねばんきん)です。
そこで、今回は屋根リフォームのプロである建造が、棟板金の役割や、交換が必要になるタイミングについて、現場の視点から分かりやすくご紹介します。
棟板金ってどこにある?どんな役割?

棟板金は屋根のてっぺんに取り付けられ、屋根材同士のつなぎ目を雨から守っています。
棟板金の内部には「貫板(ぬきいた)」と呼ばれる木材が入っており、そこにビスで固定しています。
この固定力が弱くなると、台風や強風で棟板金が浮いたり、最悪の場合飛ばされることもあります。
最近は“樹脂製”の貫板が主流

ひと昔前までは、棟板金の内部は木材が一般的でした。
しかし、木材は雨水を吸って劣化しやすく、長年屋根の頂部にさらされることで傷みやすいのが難点でした。
そこで近年は腐らない樹脂製の貫板が主流に。建造でも耐久性を重視し、棟板金の下地材には樹脂製の「タフモック」を採用しています。

その理由はシンプルで、せっかく工事をしても、7〜8年後に台風で飛んでしまうようなことがあってはお客様の負担も大きいと考えているから。また、高い場所の工事は危険も多くコストもかかってしまうため、長く持つ素材にしたいというのが私たちの願いです。
長く安心して暮らしていただくための方法を、建造ではいつも素材選びや施工方法という視点で考えています。
棟板金を交換した方がいいのはどんなとき?

棟板金は屋根のいちばん高い場所にあるため、普段の生活の中では不具合に気づきにくい部分です。とはいえ、いくつかのサインが現れることがあり、これらが見られる場合は交換を検討した方が安心です。
まず、強風のときに「カタカタ」「バタバタ」といった音がする場合は、棟板金が浮いてしまっている可能性があります。
また、自分では見えなくても、近所の方から「棟が浮いているみたいだよ」と指摘されるケースもあります。
さらに、庭先に金属片のようなものが落ちていて、「これって何だろう?」と不思議に感じた場合、その部品が棟板金の一部ということもあります。
これらの症状をそのままにしておくと、強風で完全に飛ばされてしまうこともあり、建物だけでなく周囲や隣家に被害を与える恐れがあります。早めの点検と対応が、安心につながります。

ーー棟板金は、屋根の仕上がりを美しく見せるだけでなく、雨水の侵入を防ぐ重要な役割を担っています。その一方で、強風の影響や経年劣化により、不具合が起きやすい場所でもあります。
建造では、棟板金の状態をしっかり確認したうえで、腐らない樹脂製の貫板を使用するなど、耐久性を重視した施工をご提案しています。屋根まわりの小さな違和感でも、どうぞお気軽にご相談ください。
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