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経年劣化による雨漏りは火災保険の対象?適用されるかどうかの見極め方と対策

2025.08.28

「最近、和室の天井にシミができている気がする…」
「雨の日にポタポタと音がするけど、もしかして雨漏り?」

築年数の経った家に住んでいると、こうした小さな異変が気になってきますよね。
長く住み続けてきたからこそ気づける変化ですが、実は築年数が古くなるほど、雨漏りのリスクは高まります。
とはいえ、突然の雨漏りは修理費用がどれくらいかかるのかも心配です。

そこで今回は、「火災保険で雨漏りは補償されるのか?」という点について、外壁・屋根・雨樋の修繕を80年以上にわたり行ってきた専門家の視点から、詳しく解説します。

「雨漏りの初期サイン」とは?

和室の天井にできた雨漏りによるシミの画像

雨漏り修理を行う弊社では、お客様が初期症状に気づかず、ご相談いただいた時点ではすでに家屋の内部で被害が進行していたというケースも多いです。

築30年を超える戸建ては、屋根や外壁などの各部分がどうしても傷みやすくなっているので、初期症状を見逃さないことが、雨漏りを発生させないポイントです。

雨漏りが発生しているかどうかは、以下のようなサインで判断することができます。

・天井や壁にシミや変色が出てきた
・クロス(壁紙)の剥がれや浮き
・押入れや床下がカビ臭い
・雨の後、特定の場所が湿っぽい

雨漏りのサインをみつけたら、次に重要なのが雨漏りの原因です。

原因は“経年劣化”だけとは限らず、台風や大雨のような自然災害によって一気に症状が現れることもよくあります。

予期せぬ広範囲の雨漏りを防ぐためにも、少築年数が長く初期症状が出ている家にお住まいの方は、早めに信頼できるリフォーム会社に相談してみるのがおすすめです。

 

雨漏りで保険が下りる条件とは?

火災保険と書かれたブロックが置かれたデスク

火災保険が雨漏りに適用されるかどうかは、その「原因」が「自然災害」によって引き起こされたものなのか、それとも「経年劣化」によるものなのかで決まります。
火災保険の多くには、「風災」「雹災(ひょうさい)」「雪災」といった自然災害に対する補償項目が含まれているので、これらが原因で雨漏りが発生したと認められれば、保険金の支払い対象となります。

そのため、雨漏りが起きた際には、「原因を正確に特定し、証拠を残しておく」ことが後々の費用負担を増やさないためにも重要です。

 

火災保険の対象となる自然災害:具体例なケース

台風や突風で屋根の瓦が飛んだ、ズレた、割れたイメージ写真

次に、火災保険の補償対象となる、代表的な「自然災害による雨漏りのケース」をご紹介します。

1.風災(ふうさい)による被害

・台風や突風で屋根のスレートや瓦が飛んだ、ズレた、割れた
・飛来物(看板や木の枝など)が屋根や外壁に直撃し、破損した
・強風により棟板金(屋根の頂部を覆う金属板)が浮き、釘が抜けた

2.雪災(せっさい)による被害

・積雪の重みで屋根材や雨樋が破損・変形した
・雪解け水が通常とは異なる経路で浸入し、雨漏りが発生した

3.雹災(ひょうさい)による被害

・雹が屋根や天窓を直撃し、穴が開いてしまった

上記3つのケースのどれかが適用されるには、自然災害によって「家の外装(屋根や壁など)が破損し、その破損箇所から雨水が浸入して雨漏りが発生した」という、明確な因果関係を証明することが、必須事項です。

 

保険の対象外となる経年劣化:具体的なケース

一方で、以下のような「経年劣化」や「人的なメンテナンス不足」が原因の場合は、原則として保険の対象外となります。

1.長年の使用による屋根材や外壁材の色あせ、ひび割れ、サビ
2. コーキング(シーリング)材の劣化による隙間やひび割れ
3. 雨樋に落ち葉や土が詰まり、雨水が壁を伝って室内に浸入したケース
4. 設計ミスや施工不良など、新築時からの瑕疵(かし)が原因の場合

これらは、「日常的なメンテナンス」や「リフォーム」で事前に防ぐべきものと判断されるため、火災保険では補償されないケースがほとんどです。

 

自然災害か経年劣化かの判断は、プロの調査が必須

住宅現場実例写真 雨漏りした天井

正直に申し上げますと、雨漏りの原因特定は、私たちプロにとっても非常に難しいことがあります。
特に厄介なのが、雨水の浸入口と出口が全く違う場所にあるケースです。
外壁の小さなヒビから入った水が、柱を伝って数メートル離れた和室の天井に現れることも珍しくありません。

だからこそ、雨漏りの原因を正確に特定するには、執念深く原因を追求する現地調査が不可欠となります。

そのため、「古い家だから経年劣化だろう」と自己判断で諦めず、まずは屋根や外壁の専門業者に相談することをおすすめします。
専門家による調査で正確な原因を突き止め、火災保険が適用できるケースかどうかを確認してもらいましょう。(火災保険は過去3年まで遡って申請できる可能性があります。)

▼建造の雨漏り・防水のご対応について詳しくはこちら
https://kenzou.co.jp/menu/amamori/

 

火災保険請求の流れ・必要事項

チェックリストとボールペン

次に、雨漏りの際の火災保険の審査方法についてです。

火災保険を申請する際に、「被害状況を写した写真が足りない」「書類の不備で手続きが止まってしまった」といった思わぬ落とし穴にはまってしまうことがあります。
ここでは、そんな失敗を防ぎ、スムーズに保険請求を行うための具体的な手順と、事前に準備しておくポイントをまとめました。

【STEP1】まずは保険会社に連絡!

「雨漏りかも?」と気づいたら、時間を置かずに保険会社へ連絡するのが鉄則です。被害に気づいた日時や状況を伝えられるように準備しておくとスムーズです。

【STEP2】書類を準備する

担当者の指示に従って、必要なものを揃えていきましょう。

・保険金請求書
・事故内容報告書
・被害箇所の写真
・修理見積書

【STEP3】書類を提出して審査を待つ

書類が揃ったら、指定された方法(郵送やネット)で提出します。
ここから保険会社の審査が始まります。

【STEP4】結果連絡、そして保険金の受け取りへ

審査が無事に通れば、指定した口座に保険金が振り込まれます。
審査の際は、分からないことを無理に答えず、正直に伝える姿勢が何より大切です。

 

「経年劣化」の雨漏りを未然に防ぐには?

雨漏り修理 屋根の現地調査

保険が適用されない経年劣化による雨漏りは、被害が広がる前の「予防」と「早期発見」が何よりも重要です。
私たちプロの現場での経験から、雨漏り対策のために知っておくべき2つの重要なポイントを解説します。

思い込みは禁物!雨漏りの原因はいろいろ

まず、よくある誤解として「とにかく屋根だけ直せば大丈夫だろう」という思い込みがあります。
しかし実は、雨漏りの原因は屋根以外にもあります。

私たちが現地調査で雨漏りの原因を特定すると、以下のような「屋根以外の要因」が見つかることがあります

・外壁の目に見えないほどの細かなひび割れ(ヘアクラック)
・ベランダ床面の防水層の劣化や破れ
・窓サッシまわりのシーリング(隙間を埋めるゴム状の建材)の硬化や断裂

これらの箇所は、普段の生活ではなかなか気づきにくいため、専門家による網羅的なチェックが必要になります。

「まだ大丈夫」が高額な修理費に!

経年劣化の場合、被害が広がる前の早期対策が一番重要です。
点検が遅れてしまうと、天井裏や柱の木材にカビや腐食が広がり、結果的に修理費が高くなってしまった…というケースもあります。
そうなると、表面的な修理だけでは済まなくなり、結果として大掛かりな工事と高額な費用が必要になってしまいます。

ご自宅の資産価値を守り、将来的な出費を抑えるためにも、たとえ自覚症状がなくても、屋根の耐用年数を大きく超えている場合は、ぜひ一度プロの点検を受けてみてください。

▼建造の雨漏り・防水のご対応について詳しくはこちら
https://kenzou.co.jp/menu/amamori/

 

リフォーム会社選び5つのチェックポイント

作業服の男性 リフォーム会社のスタッフ

雨漏りの点検や修理は、業者選びが成功の9割を占めると言っても過言ではありません。
価格の安さだけで選んでしまうと、数年後に再発し、結果的により高額な出費に繋がることも。


ここでは、大切な住まいを安心して任せられるパートナーを見つけるための、5つのチェックポイントを解説します。

1. 雨漏り修理の「専門性」と「実績」は十分か

まず確認したいのが、その会社が雨漏り修理を専門的に扱っているかどうかです。
「リフォーム全般」を請け負う会社と、「雨漏りの原因特定と修理」を強みとする会社とでは、知識や経験の蓄積が全く異なります。

・ウェブサイトで「雨漏り修理」の施工事例が具体的に紹介されているか
・建築士や雨漏り診断士といった有資格者が在籍しているか
などをチェックし、その会社の専門性を見極めましょう。

2. 現地調査は丁寧か?

誠実な業者の場合、現地調査に十分な時間をかけます。

雨漏りの原因は一つとは限らないため、屋根の上だけでなく、屋根裏(天井裏)に入り、雨染みや木材の腐食がないか外壁のひび割れやコーキングの状態ベランダや窓サッシまわりなど、疑わしい箇所を網羅的に確認するためです。

逆に、地上から少し見上げただけで「すぐ見積もりを出します」という業者は注意が必要です。

3. 見積書は具体的か?

信頼できる業者の見積書は、「なぜこの工事が必要なのか」という理由が現地調査の結果と明確に結びついています。
「〇〇工事一式」といった大雑把な見積もりではなく、「足場代」「防水工事費」「下地補修費」「廃材処分費」のように、項目ごとに費用が細かく記載されているかを確認しましょう。

不明な点を質問した際に、素人にも分かるように丁寧に説明してくれるかどうかも判断基準です。

4. 担当者は信頼できるか?

最終的に、その会社を信頼できるかどうかは「人」で決まります。
こちらの不安や疑問に親身に耳を傾け、専門用語ばかりを使わずに分かりやすく説明してくれる担当者かどうかを見極めましょう。

以上の4つのポイントを確認しながら、料金だけでなく、調査の丁寧さや提案の具体性、担当者の対応などを総合的に比較することで失敗を防ぐことができます。

 

雨漏りでお困りの方は「有限会社 建造」へご相談ください

有限会社 建造は、愛知県新城市・豊川市のある東三河地域を中心に、屋根・外壁・雨どいのリフォームを専門とする、地域密着型のリフォーム会社です。
年間500件を超える施工実績を誇り、雨漏り・防水において、80年以上のノウハウを蓄積。
新城市では最も多くの「雨漏り修理」を手がけているリフォーム会社となっております。

建造では、熟練の「雨漏り診断士」がご自宅の状態をじっくりと調査し、専門的な技術に基づいて最適な施工方法をご提案いたします。
本日のテーマである「火災保険の申請に関するサポート」も行っておりますので、雨漏りの発生や老朽化などでお困りの方は、どうぞお気軽にご相談ください!

▼雨漏り・防水の施工実績はこちら
https://kenzou.co.jp/rcase/amamori/

▼建造の雨漏り・防水のご対応について詳しくはこちら
https://kenzou.co.jp/menu/amamori/

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