スタッフブログ

瓦屋根の「土」の劣化

2022.12.02
こんにちは 恵子です。
今、大きな邸宅の瓦屋根の棟の積替え工事を施工させて頂いています。
(施工については、また施工事例で紹介させていただきますね)
最初は、棟から草が生えてきて、その部分のみの工事を予定していたのですが、
棟を撤去したところ、土が劣化し、土が砂のようにサラサラになってしまっていて、
もうこうなってしまうと、治ることはなく、時間の問題で他の棟もずれが生じて
雨漏りが起きたり、草が生えたりしてしまうのだそうです。

2022_09_12_11_05_25_592_0

2022_10_17_16_56_27_176_2

2022_10_17_16_56_27_176_0

そもそも「土」の劣化??? 土って劣化するのでしょうか? 

そう「土」は劣化するのです。

寒い所では土が凍り(これを土が凍てる(いてる)と言うそうです)凍てた土が解け、また凍てる・・・
そんなことを繰り返すと、土が砂のようにサラサラになってしまい、それを土の劣化と言うのだそう。
粘り気のない土では瓦がズレやすく、瓦と瓦の間にすき間ができて雨水が侵入したり、
隙間に草の種が入り込み草が生え、それもまた雨漏り原因になったりします。
雨漏りは、住まいの大敵! なかなか厄介な問題です。

2022_11_24_07_34_29_115_0
昔は瓦の下に「土」を敷く、土葺きが主流でしたが、
現在は屋根が軽い方が良しとされ、土を使わずに桟葺きで施工されることがほとんどです。
けれど、棟だけは土(モルタル)を使用しないと施工できません。
瓦自体は半永久的なのですが、棟や軒先のなどの漆喰は劣化するので注意が必要です。
瓦屋根が気になる方は、お気軽にお問合せ下さい。

まず、リフォームにいくらかかるか価格を知りたいという方は

コチラのガイドブックあります。


メールアドレスを記入するだけで、電子版でお届けします。


最新記事

アーカイブ