こんにちは。 明日から いよいよゴールデンウィークですね!
と言っても、別段 これと言って 何の予定もない・・・淋しい恵子です。
さて さて、先日 浅井くんがご紹介した
「瓦にそっくり!!!屋根ルーガ葺き工事!」 その屋根材ROOGA(ルーガ)の説明です。
まず、ROOGA(ルーガ)とは、
「瓦屋根のもつ耐久性、美しさ、重厚感はそのままに、軽量性・耐風性・防水性に優れた、瓦を超えることが使命だと信じて」
外装大手メーカーKMEW(ケイミュー)が、4年もの歳月をかけて開発した、今までにない新素材の屋根材です。
あっ、KMEW(ケイミュー)は、クボタと松下電工(現:パナソニック)の住宅外装建材部門が統合して設立した会社です。
厚くて軽い屋根・・・ROOGA(ルーガ)


説明文にもあるように、
モダンな和の邸宅をイメージした「雅(みやび)」と、自然石のような 圧倒的な存在感の「鉄平(てっぺい)」の2種類あります。
もちろん、色はブラック・グレー・ブラウンはじめ、6色づつあります。
で、一番の特徴は
「 瓦と同じ25mmの厚さがあるにもかかわらず、瓦の半分以下の重さしかない 」ということです。


さらに、こんなふうに、モルタルや漆喰を使わない施工なので、一段と軽い屋根になるのです。 ↓ ↓ ↓


軽い屋根がなぜ良いのかと言うと、
屋根材が軽いと、重心が低くなるため、地震時には揺れが少なくなり、倒れにくくなります。
万一の倒壊でも、倒壊までの時間を長引かせることができ逃げることができるので、命を守れます。
そして、地震に強いだけではなく、建物そのものにもあまり負担をかけることがありません。

そして、そんなに軽い屋根材だけれど、「大人が木槌でたたいても割れない強さ」があります。
信じられないかもしれませんが、以前 弊社でイベントを行ったおり、
中学生の男子が、ムキになって力いっぱい十数回叩いて、やっとヒビが入ったくらいです。
(私は隣で、ハラハラ・・・、そこまでやるかと、少々あきれながら見ていたのですが)
このように 「 厚くて、軽くて、強い 」 屋根材を、一枚一枚専用のビスで、しっかり固定します。
ですから、強風による屋根材の飛散やズレ、さらに地震の強い揺れによる屋根材の落下、ズレも防ぐのです。

ビスで何カ所も止めてあるのがわかるでしょうか?
また、ROOGA(ルーガ)の端部の凸凹したジョイント部がわかるでしょうか?
大半の雨水はこのジョイント部分と、少し立ち上がっている防水堤で浸水を防ぎ、
重なり部分に浸入した雨水も新設計の水切り形状によってスムーズに逃がすのだそうです。

こんな優れた 屋根材ROOGA(ルーガ)ですが、私的に一点、気がかりな点があります。
それは、まだできて年月が浅いことです。
もちろん、試験データーでは、30年位経っても、あまり色褪せは見られないようですが・・・。

さて さて、このような屋根材ROOGA(ルーガ)、
「 築37年以上が経過した、瓦屋根の家にお住まい 」の方には、ぜひおすすめです。 なぜなら、
1981年(昭和56年)以前に建築された住宅は、耐震基準改正前の、耐震性能が低い建物である可能性が高いからです。
もちろん、金属の屋根にすれば、1/10の重さになって、もっと軽くなるのですが、
金属屋根は嫌・・・という方もいらっしゃいますので、
先日、浅井くんがご紹介したお客様も、まさしくこのような理由からでした。
屋根を軽くすることで、確実に耐震性能が向上します。
古くて重い屋根が心配な方は、お気軽にご相談ください。