恵子
地震に強い、軽い屋根
先週の続き 「地震に強い軽い屋根 」のお話です。
そもそも、なんで軽い屋根が地震に強いか?って言うと、
屋根を軽くすると、地震の時、重い屋根より揺れが小さくて済むのです。
揺れが小さいと倒れにくくなるので、倒壊までの時間を長引かせることができ、
万が一の時、逃げる時間を稼ぐことができるっていうわけです。
以前、コンクリート瓦から金属屋根への葺き替えたお客様は、
「地震の時の揺れが全く違う」と驚かれておりました。
一番軽いのは金属屋根で、瓦のわずか1/10の重さしかありません。
昔と比べ種類も豊富で、和風住宅の入母屋に対応できるものや、断熱材がついて性能がよいものなど。
昔の「トタン屋根」と呼ばれていたものとは雲泥の差があります。
重い瓦屋根で、やっぱり地震が心配だったそう。
重さが1/10以下の軽い金属屋根。
和風の入母屋だって対応できます!
しかしながら、それでも
「金属の屋根はどうもなぁ…。」という方もいらっしゃいます。
そこで今回は、ROOGA(ルーガ)という金属ではない軽い屋根材をご紹介します。
ROOGA(ルーガ)は、瓦と同じ25ミリの厚さがありますが、重さは瓦の半分しかない屋根材です。
このROOGA(ルーガ)は、外装大手メーカーKMEW(ケイミュー)が、4年もの歳月をかけて、
「瓦を超えることが使命だと信じて」開発した、新しい素材の屋根材です。
※KMEW(ケイミュー)は、クボタと松下電工(現:パナソニック)の住宅外装建材部門が統合して設立した会社です。
次回は ROOGA(ルーガ)についてもっと詳しく説明しますね。
昨夜の地震… で、思うこと…
こんにちは。昨夜の地震はびっくりしました! 新城、震度3ですって!!ちょっと恐かった恵子です
そういえば、最近、火山の噴火や地震が多いと感じませんか?
ハワイのキラウエア火山噴火の映像は衝撃でしたし、確か日本でも噴火がありましたよね。
南海トラフ地震が発生する確率も、10年以内に「20~30%」、50年以内では「90%程度かそれ以上」と、
ここ一年で大きく跳ね上げられたみたいだし、漠然と嫌な感じがします。
平成7年の阪神・淡路大震災では、
88%が家の倒壊で亡くなり、驚くことに、
倒壊した98%が旧耐震基準で建てられた住宅だったそうです。
平成28年の熊本地震でも、
旧耐震基準の木造住宅の95%以上が被害を被ったそうです。
ここで言う「旧耐震基準」とは、昭和56年以前の基準のことです。
大きな地震が起きるたびに耐震基準は見直されてきたのですが、昭和56年には抜本的な改正が行われました。
改正以前では、震度5程度の地震に耐えられることが基準でしたが、
改正後の新耐震基準では、建物が倒壊しないだけでなく、建物内にいる人の命を守ることが大事とされました。
つまり、昭和56年の改正以前に建てられた住宅は、耐震性能が低く、倒壊しやすい建物である可能性が高いのです。
で、耐震補強工事が必要となるのですが、
耐震補強工事は、一般的には、壁に筋交を入れたり、構造用合板を張ったり、開口部の広い所には、新たに壁を増設したり、
また腐ったり、シロアリに食われた所を取り換えたり、土台や柱に専用の金物を取付けたり、
基礎にヒビがあれば、その修繕を行うなどの工事が多いです。
「壁の補強」「壁の配置」「基礎の補強」が木造住宅の補強工事の基本です。
けれど、これらの工事は室内で行うため、家具の移動や、部屋の片づけなど負担も大きいです。
そこで、耐震にも有効で、室内に入らなくても施工できる
屋根の軽量化工事についてお伝えしようと思いますが、
前置きが長くなりましたので、また次回お伝えします。
悩ましい雨漏り・・・
「 雨漏り 」 は、わりあい簡単に原因がわかるものもありますが、
長年の経験をもってしても、超難しいものまで・・・悩ましいのが本音です。
本来、雨漏りの修理は、原因をきちんと追究してから行うべきです。
勘や当てずっぽうの修理では、雨が降るたび、おちおち安心して眠ることもできませんもの。
「 散水検査 」とは、雨漏りの原因と思われる所に水をかけていき、
雨漏りを再現させて、原因箇所を特定する検査なのですが、思いの他手間がかかります。
水をかける係と、雨漏りを目視する係・・・最低2人は必要ですし、高い所では 「 足場 」 が必要なことも。
なので、当然と言えば当然なのですが、それ相応の費用が発生してしまいます。
勘や当てずっぽうの修理では、雨が降るたび、おちおち安心して眠ることもできませんもの。
雨漏りの原因を追究する一方法として 「 散水検査 」 を行います。
「 散水検査 」とは、雨漏りの原因と思われる所に水をかけていき、
雨漏りを再現させて、原因箇所を特定する検査なのですが、思いの他手間がかかります。
水をかける係と、雨漏りを目視する係・・・最低2人は必要ですし、高い所では 「 足場 」 が必要なことも。
なので、当然と言えば当然なのですが、それ相応の費用が発生してしまいます。
できるだけ費用をかけずに雨漏りを止めたいお客様と、(気持ちは充分わかるのですが・・・)
雨漏りの原因箇所の特定を行わずに工事を行うのは不安な弊社・・・。
悩ましいです。 もっと悩ましいのが、
80歳以上の核家族。そうとうな築年数。もはや修理ではどうにもならない屋根瓦の状態。
雨漏りが酷く、なるべくお金をかけずに 何とかして欲しい・・・。
本来、棟瓦の積み直しが最良の方法ですので・・・。
こんなふうに、特にこの季節は、悩ましい日々が続いております。
それでも、どうにかしてお役にたちたい・・・喜んでいただきたいと・・・勉強の毎日です。
「 雨漏り 」 は難しいけれど、一生懸命努力しております。
「 雨漏り 」 でお困りの方、お気軽にご相談ください。
雨漏りトラブル
うちでもよく聞く、こんな話が、雑誌に掲載されていたのでご報告です。
皆さまも、お気を付けくださいね。
例えば、
「近所の家で屋根工事をしていて、気になったので声をかけた。
屋根の瓦がずれているので点検したい。問題があれば無料で修理する。」
と、偶然に屋根の不具合を発見したように装って、
「板金が浮きあげっている。」 「瓦がずれている。」
「傷みがひどく、放置すると雨漏りして大変なことになる。」と、
消費者の不安を煽ってリフォーム工事をするという手口。
さらに 腹立たしいのは、
主なターゲットは高齢者で、90歳以上の方もいらっしゃるとか・・・。
同じ建築業者として、怒りをおぼえるというか、悲しいです。
訪問業者が、全て悪いわけではありませんが、
やはり、地元の業者の方が安心です。 地元業者は逃げたり隠れたりできませんし、
一番大事な「信用」を無くす・・・そんな行為は、ぜったいできません・・・自殺行為ですもの。
地元の方が、そんな業者に騙されてないよう、もっと精進いたします。
外壁リフォームの種類
さて、前回は、外壁材の「金属サイディング」のお話でした。
外壁材の王者 「金属サイディング 」は、値段は高いけれど長持ちで、手軽に大変身できて
断熱・防音性能もよくなって、居心地も良い住まいになるよ・・・というお話でしたね。
今回も、またまた しつこく、外壁リフォーム・・・・・今回は「 種類 」についてのお話しです。
一般的に外壁のリフォームには、3つの施工方法があります。
①「剥がして張る」 ②「重ねて張る」 ③「塗装する」
家の傷み具合や予算に応じて、またはどんなリフォームを行いたいか?によって変わってくるわけですが、
こんなイメージです。 ↓ ↓ ↓
それぞれに、短所・長所がありますので、まとめておきますね。
① 「剥がして張る」
② 「重ねて張る」
③ 「 塗装する」
外壁リフォームのご相談を頂いた時は、上記の事を頭に置きながら
ご要望やご予算や、それに あとどのくらい住む予定ですか? などなど、お聞きしながら、
最適なリフォームをご提案できるよう・・・「やってよかった!!」 と言って頂けるように頑張っています。
外壁が気になりだしたら、どうぞお気軽にご相談下さいませ。