恵子

聞き飽きた?けど、地震に強い軽い屋根

2020年9月3日|カテゴリー 「屋根リフォーム」 「恵子

こんにちは 恵子です  台風10号が心配ですね。どうか大事になりませんように・・・。

9月1日は防災の日です。

なので、今回は軽い屋根についてです。


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そもそも、「軽い屋根」が地震に強くって、「重い屋根」がダメってことではありません。

新築だったら、どんなに重い屋根でも、それなりに柱を太くしたり、壁を増やしたりすればいいのですから・・・。

問題は、「重い」屋根の「古い」家です。

特に昭和56年(1981年)以前の建物は、耐震基準があまいのです。

壁の量が不足していたり、バランスが悪かったり、接合部に金物が使われていなかったり・・・。

なので、うちで屋根の葺き替えの相談を受けると、

軽い金属屋根か、金属屋根より重いけど瓦より軽い「ルーガ」という屋根おすすめします。

軽い屋根なら絶対安心ってわけではありませんが、

うちで工事をされたお客様は

「(屋根を)新しくしてから地震があったけど、揺れがぜんぜん違いました」と仰っていました。


弊社には「重い屋根」と「軽い屋根」 とでは、地震の時、揺れがこんなに違いますよ

っていうのが一目瞭然でわかる模型があります。つまみを持って自分でゆらすんですけどね・・・

気になる方は、ぜひ揺らしに来てくださいね。 ↓ ↓ ↓ ↓ ↓


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次回は、どんな軽い屋根があるか色々おしらせしますね。



軽くて地震に強い「かわら455」はこんな屋根材です。

2020年4月10日|カテゴリー 「屋根リフォーム」 「恵子




今日は「かわら455」についてです。


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「かわら455」は、ガルバリウムという めっぽうサビに強い

鋼板を成形して作った屋根材です。

金属なので、瓦の10分の1の重さしかありません。

なので、柱や壁への負担が少なくてすむので、

地震の時は、揺れを小さく抑えます。


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「かわら455」は和風住宅に最適です。








弊社施工事例

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棟(屋根のてっぺん)から軒先まで継ぎ目がないので、

雨漏りの心配がありません。
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いかがでしょうか? 瓦の10分の1の重さしかないのに、瓦と見間違う程の立派な出来栄えですね。

実物サンプルや、模型などありますので、いつでもお気軽におこしください。

台風被害で思ったこと

2018年10月12日|カテゴリー 「恵子

こんにちは 恵子です。

今、弊社は てんやわんやで、久々のブログ更新になってしまいました。

そう、、原因は台風24号・・・ ようやく一息ついたものの、かれこれ 200件超のお問合せをいただきました。


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雨どいが外れた・・・ 瓦が2、3枚ずれた・・・ など比較的軽微なものから、上に掲げたよう甚大なものまで・・・。



で、つくづく思ったのです。

  「 台風の夜は、さぞ怖かっただろうなぁ~!!! 」 と。 停電もしていたし・・・

うちは今まで、

「私たちの代でもう住む人はいないから、雨さえ漏らなければ、なるべく簡単な修理で・・」などと言われると、


「こんなに傷んでしまったら、屋根を葺き替えなきゃ無理・・・」 「壁を張り替えなきゃ無理・・・」って思っても、

「それもそうだなぁ・・」って、無理を承知でそんな対応もしてきたけれど、はたして それが正解か???

今回の台風被害をつうじて、はなはだ疑問に感じてしまいました。

台風の時の恐怖や心細さ、そして台風後の甚大な被害とそれに伴う修理工事・・・ 

もっと言えば、人命に関わる・・・自分や家族だけでなくご近所の方々まで巻き込んでしまうことも。

・・・・・・・・・・・・・・・

・・・・・・・・・・・・・・・

さて さて、どうなんでしょうか? 

我々専門家として、どんなふうな対応がもっとも相応しいのでしょう?

まったくもって悩ましい問題です。



火災保険と台風被害

2018年8月3日|カテゴリー 「恵子


近年、火災保険で台風などの被害も賄えるということが広く知れ渡り、最初から「火災保険で」と言われることが多くなりました。

そう火災保険は火災だけでなく、台風などで損害があった場合にも補償金が支払われるのですね。

ただ、その損害が台風などの災害によるものか、老朽化や経年変化によるものなのか? 

は非常にやっかいな所でありますが・・。
 
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なので、厳密にいうと上の写真のような場合は、飛んでしまった棟の部分は補償されますが、

さびていてもまだ残っている部分については補償されないということです。

けれど、今回修理せずにおいても、時間の問題で・・

もしかしたら次の台風で飛んでしまう可能性も充分考えれるので、一般的には棟全部の修理が認められるようなのです。

実際、足場を組んで、そのたびに何度も修理・・・なんて効率の悪い工事は、我々業者も保険会社も望んでいないはずですから。

で、屋根に上ると、こんな風な ↓ ↓ ↓ 老朽化に出くわしたりします。
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普段、目にすることもあまりないので、写真をお見せすると、驚かれることも。

カラーベストの浮きや反りをみて、「これも強風のせい・・・!」「屋根全体をリフォームできる・・?」

なんて思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、

専門家の立場から言うと、カラーベストの性質上、強風で反ったり浮いたりすることはないんだそう・・・。

カラーベストの反りや浮きは、経年劣化で雨水が浸み込み起こるのだそうです。

ネットでは、火災保険で無料で屋根のリフォーム! みたいな記事を見かけますが、

気を付けないと詐欺行為になってしまう恐れもあるんですって。

でも安心してください。

棟の修理費用として火災保険から支払われる費用を、屋根のリフォーム費用の一部に充てることは違法ではありません。

棟の修理って、棟自体の修理費用より、足場代の方が高くついたりすることも。

屋根リフォームの足場代を、まるまる火災保険で賄えるってことになります。

なので、この機会に屋根リフォームを考えてみるのもお得なことと言えそうです。

それに、老朽化した屋根は、強風で飛ばされ大事になってもいけませんから。



古い写真

2018年7月13日|カテゴリー 「建造のご紹介」 「恵子

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さて、さて、こんな写真を見つけました。

向かって右側が初代、馬場喜信です。そう、私のじいちゃんです。
(裏面には「大正8年7月 喜信19歳」と記されています。)

左隣の帽子を被っている人物は兄弟子だと思われます。

今となっては、初代馬場喜信がいつ頃から、

なぜ板金業に携わったかはわかりませんが、

関東大震災が起こった大正12年には、関東に駆けつけ、
板金の技術を生かし、震災復興の手伝いをしたとか。

ちなみに、1931年(昭和6年)に、このじいちゃんが、
建造の前身である 馬場ブリキ店を開業したと聞いております。




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二代目・馬場喜郎です。
はい、私の父です。
1971年(昭和46年)には、
合名会社 馬場板金を設立し、代表社員に就任しました。
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晩年には「現代の名工」にも選ばれ、ご満悦!
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賞状と立派なたても頂きました!
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「現代の名工」に選ばれ 、「桜を見る会」に招待頂きました。当時の武部幹事長とパチリ。


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そして三代目。
若かりし頃の社長・・・
技能検定に向け真剣です。
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「都市デザインコンクール」で最優秀賞に選ばれました。
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高い所は苦手でしたが、今では へっちゃらになりました!?
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今年は全国鈑金大会で、「功労賞」を頂きました。


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昔の社屋です。
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新しい建造!
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先代が銅板でつくった建造看板



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で、四代目の剛(たけし)です。

こうしてふり返ると、ご先祖様はじめ、お客様・・・

大勢の方々のお蔭と、ほんと感謝の気持ちがこみ上げます。


古い写真から・・・多くの想いを学びました。


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