外壁リフォーム

塩瀬公民館軒天改修工事

2018年6月26日|カテゴリー 「」 「外壁リフォーム





今日のブログは軒天改修工事をご紹介します。




軒天とはというところから説明していきます。

軒天とは屋根と外壁の取り合いのことを言います。
垂木や野地板を隠す役割や、火災の時には屋根裏までの延焼を防ぐ役割があると言われています。

さらに軒先として考えると、雨水が直接外壁に当たる範囲を狭くして
外壁の劣化を防ぐ役割があります。

馴染みは薄い軒天・軒先ですが、重要な役割を担っている部位でもあります。








過去の現場で分かりやすい写真がありましたので、そちらの写真でまずは説明していきます。
軒天参考写真
古くなった軒天の写真です。
木の板が張ってあることが多いです。
劣化して化粧面が剥がれかけてしまっています。

軒天参考写真
こちらはキリヨケの軒天です。
更に劣化が進み、完全に剥がれ落ちてしまいました。
before
軒天参考写真
horizontal
after
軒天施工後
成型角波を張る施工後の写真です。
これで劣化し、剥がれてくる心配もございません。

既存の板もなるべく剥がさず上張りでの施工です。
before
軒天施工前
horizontal
after
軒天施工後
木目の成型角波を使用しました。
様々な色、柄からお好きな物を選んでいただけます。

外壁の色等を参考しながらコーディネートを考えるのも
楽しいかもしれませんね。


ただ、色褪せはしますので
定期的なメンテナンスは必要です。
塩瀬公民館


さてさて度々、ブログで登場している塩施公民館です。
少し分かりにくいですが、軒天に注目してみてください。
こちらも、木の板が貼ってあったため、劣化で剥がれてしまっています。


早速施工開始です!!


軒天施工中
今回は二人での施工です。
押さえる人、固定する人とで
協力して行います。

赤いヘルメットは16歳タクトくん。

一生懸命頑張っています。
軒天施工後写真
一日で工事完了です。
今回は白い成型角波を使用しました。
軒天施工後
今回は白い成型角波を使用しました。



ご覧の通り軒天のリフォームは非常にお手軽に進めることができます。
ただ、足場がないと大屋根の軒天は施工が難しくなってしまうことがほとんどです。

軒天のためにために足場を組むのは少しもったいないような気がします。
ですので、屋根の葺き替え工事や塗装工事等で足場を組んだ時のプラスアルファとしてオススメです。



もちろん、下屋根等足場なしでの施工可能箇所もございます。
気になった方、お気軽にお問い合わせくださいませ!!




屋根と外壁大改修工事 その②

2018年3月5日|カテゴリー 「外壁リフォーム」 「外装」 「屋根リフォーム

さて、前回に引き続き、改修工事のご紹介です、今回は、大工工事のご紹介です!



野地板

いきなり写真ですが、これは新しい野地板を張っている所です!

要するに、下地なんですねキラキラ

古い下地は全て撤去して、新しいピカピカの下地を入れます!



瓦屋根葺替工事


瓦屋根葺替工事


瓦屋根葺替



瓦屋根葺替



大屋根もしっかりと出来ました!軒先に張る板は化粧野地と言います!

下から見えるので、通常の野地板よりも幅があります!隙間や、ずれなどがあると、凄くぶしょったく見えてしまうので、慎重に野地を張って行くんですね~

そこは、やはりプロ!下から見ても恥ずかしくない下地が完成しました!


瓦屋根改修


瓦屋根改修



下地を敷き詰めたら、今度はルーフィング(防水シート)を張って行きます!

何度も言っているのですが、この防水シートが2次防水になるんです!

1次防水が屋根材と言う事です!仮に1次防水から雨水が入っても、2次防水で、建物の中に雨水が入らないようになっています!

雨漏りに対しても、安心できますよね。


破風板巻

古くなった破風板も、付け替えてよみがえりました。木が腐らないように、しっかりと板金で巻くようにします!

それにしても、とてもごっついですよね!


野地板

下から見ると、こんな感じです!まるで新築のような感じですよね!



下屋根垂木


下屋根垂木


垂木


改修工事



今回、一番頭を悩ましていたのが、この下屋根の部分なんです!

取替えているのが垂木と言います!この部分が腐って、屋根が下がってしまっていたんです!

中途半端にやっても仕方がないので、全面取替える事になりました!

太くて丈夫ですので、簡単には折れません。


垂木が、屋根をしっかりと支える役目をしているんですね!



垂木

写真でもわかるように、しっかりと支えています!これが腐ればどうなるかは・・・わかりますよね?



シート防水


防水シート



下屋根にもしっかりと防水シートを張ります!綺麗に縦に木が入っていますが、これは防水シートを押さえるのと

瓦屋さんの為に、ここに垂木の下地があるよと教えているんですね!これならば、瓦屋も下地をわざわざ探さなくても

いいと言う事になります!瓦を葺くのに、この後、横に桟を打っていくので!

優しい配慮でもあります。まだまだ大工工事はありますが、今週はこの辺で!

来週は、瓦屋さんの工事をご紹介します!


では、また来週



外壁リフォームの種類

2018年3月3日|カテゴリー 「外壁リフォーム」 「恵子




さて、前回は、外壁材の「金属サイディング」のお話でした。

外壁材の王者 「金属サイディング 」は、値段は高いけれど長持ちで、手軽に大変身できて

断熱・防音性能もよくなって、居心地も良い住まいになるよ・・・というお話でしたね。


金属サイディング

今回も、またまた しつこく、外壁リフォーム・・・・・今回は「 種類 」についてのお話しです。


一般的に外壁のリフォームには、3つの施工方法があります。

  ①「剥がして張る」  ②「重ねて張る」  ③「塗装する」

家の傷み具合や予算に応じて、またはどんなリフォームを行いたいか?によって変わってくるわけですが、

   こんなイメージです。 ↓  ↓  ↓


長所と短所


それぞれに、短所・長所がありますので、まとめておきますね。




① 「剥がして張る」

長所

短所



② 「重ねて張る」

重ねて張る長所

重ね短所


③ 「 塗装する」 


塗装長所
塗装短所

外壁リフォームのご相談を頂いた時は、上記の事を頭に置きながら

ご要望やご予算や、それに あとどのくらい住む予定ですか? などなど、お聞きしながら、

最適なリフォームをご提案できるよう・・・「やってよかった!!」 と言って頂けるように頑張っています。

外壁が気になりだしたら、どうぞお気軽にご相談下さいませ。




瓦屋根葺替。大改修工事!

2018年2月26日|カテゴリー 「外壁リフォーム」 「外装」 「屋根リフォーム

今回は、大きな改修工事のご紹介をさせて頂きます!

今回の工事は、まず旧瓦から、新しい瓦に葺き替えと、大屋根、下屋根の下地の取替と、サッシの入れ替え等々・・・

やる内容はとても多い工事になります

築約100年近いお宅です。息子さんが入るので、少しでも良くしといてあげないとの事で、今回の大工事を決心されました。

やはり、100年近いお宅は、劣化が進んで所々、下地の腐っている部分もありました。


改修工事

改修工事

屋根外壁改修工事

屋根外壁改修工事


写真では、悪い所が良くわからないと思いますが、いかにも昔ながらの日本家屋だと言う事だけはお分かり頂けると思います。

足場も組んでいざ作業開始~


まずは、瓦おろしから始めます!



瓦降ろし

瓦降ろし


全て手作業でおろして行きます!土も沢山ありました。



瓦降ろし


瓦降ろし


瓦降ろし


瓦降ろし



大屋根にもたんまりと土がありました!実は、瓦おろしよりも土降ろしの方が数倍大変なんです
(全身土まみれになってしまうの
で・・・)

しかし、仕事ですのでそんなの関係なく、せっせと降ろしていきます!

おろした瓦と土の総重量を合わせると、数トンにもなります!

瓦の屋根がどれだけ重たいのかが良くわかります!(トラックが何台も屋根に乗っていることになります・・・


瓦屋根改修工事

瓦屋根改修工事

根の下地が露わになりました!みんなで頑張っておろし終えて、この時が一番達成感を感じる瞬間でもあります

ここまで来たら、今度は大工の出番です!

この屋根の野地はバラ野地と言います!横に入っている木を全て撤去して、新しい野地板を葺いて行きます!
瓦屋根改修

瓦屋根改修工事


準備は欠かさず行います!しっかりとした施工を行いたいので、やはりそこは抜かりなく行います!


所々傷んでいましたが、100年経っている割には、しっかりとした下地でした!

準備もできたので、野地板を全面に張って行く作業に入りますが、それはまた次週にご紹介します!

どんどん良くなっていきますので、徐々に完成していく工程をどうぞお楽しみに

では、また次週までー



「重ね張り」vs「塗装」

2018年2月23日|カテゴリー 「外壁リフォーム」 「恵子

前回は、金属サイディングによる「外壁重ね張り」についてのお話でした。

「重ね張り」は「塗装」と比べると工事価格は高いのですが、

長い目で見ると、メンテナンス費用はお得と言われています。 さぁ、何故でしょう?? 

今回は、そんなお話です。 それは・・・


ズバリ!! 金属サイディングは「フッ素焼付塗装」なので色あせしにくいからです。

     ↓  ↓  ↓  紫外線を当て色あせを見る試験です。


金属サイディング

一目瞭然!一般的な塗装(ポリエステル塗装)だと10年未満で色あせが見られますが

「金属サイディング」のフッ素焼付塗装では20年相当も色あせはほとんど見られません。


また実際の建物でも、約15年間に渡り、比較した写真があります。 ↓  ↓  ↓


金属サイディング

色あせの差はこの通り。・・・つまり「塗装」では3回も塗り替えが必要な所

「金属サイディング」の「重ね張り」では1回で済みます。

長い目で見ると、費用においても、煩わしさにおいても、絶対お得! ということです。

こんなイメージでしょうか。


金属サイディング

ただし必ず5~7年で塗装するかと言うと、中々微妙です。

けれど…。でも例えば20年で考えて、同じ位のメンテナンス費用だとしたら、

遮熱や断熱などの快適性能が高まり、加えてわが家の外観がグレードUPするのなら、

一考の余地はあると思うのですが・・・ いかがでしょう?

まとめますね。


「重ね張り工法」は「金属サイディング」との組み合わせで価格は高いけれど、

それ以上の価値ある優れた外壁リフォームが可能となりました。

外壁リフォームと言うと「塗装」が一般的ですが、こんなリフォームもあることを是非お伝えしたいと思いました。

屋根や外壁などのリフォームは、材料や技術の向上で、年々進化し、

ただ見映えをよくするだけでなく、例えば、耐震リフォームや、

夏の2階のもわぁ~とする暑さを和らげる遮熱リフォームなど、

色々な付加価値の付いた様々なリフォームが考え出されています。

私達施工店も、新しい情報の収集や技術の習得に一生懸命ついて行こうと、日々頑張っております。


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