恵子

地震に強い、軽い屋根

2018年6月22日|カテゴリー 「屋根リフォーム」 「恵子



先週の続き 「地震に強い軽い屋根 」のお話です。

そもそも、なんで軽い屋根が地震に強いか?って言うと、

重い屋根と軽い屋根の揺れ
屋根を軽くすると、地震の時、重い屋根より揺れが小さくて済むのです。

揺れが小さいと倒れにくくなるので、倒壊までの時間を長引かせることができ、

万が一の時、逃げる時間を稼ぐことができるっていうわけです。

以前、コンクリート瓦から金属屋根への葺き替えたお客様は、

「地震の時の揺れが全く違う」と驚かれておりました。

一番軽いのは金属屋根で、瓦のわずか1/10の重さしかありません。

昔と比べ種類も豊富で、和風住宅の入母屋に対応できるものや、断熱材がついて性能がよいものなど。

昔の「トタン屋根」と呼ばれていたものとは雲泥の差があります。


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重い瓦屋根 施工前
重い瓦屋根で、やっぱり地震が心配だったそう。
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軽い金属屋根 施工後
重さが1/10以下の軽い金属屋根。
和風の入母屋だって対応できます!
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重い瓦屋根 施工前
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軽い金属屋根 施工後
しかしながら、それでも

「金属の屋根はどうもなぁ…。」という方もいらっしゃいます。

そこで今回は、ROOGA(ルーガ)という金属ではない軽い屋根材をご紹介します。

ROOGA(ルーガ)は、瓦と同じ25ミリの厚さがありますが、重さは瓦の半分しかない屋根材です。
ROOGAルーガ 雅
ROOGAルーガ 鉄平
このROOGA(ルーガ)は、外装大手メーカーKMEW(ケイミュー)が、4年もの歳月をかけて、

「瓦を超えることが使命だと信じて」開発した、新しい素材の屋根材です。

※KMEW(ケイミュー)は、クボタと松下電工(現:パナソニック)の住宅外装建材部門が統合して設立した会社です。

次回は ROOGA(ルーガ)についてもっと詳しく説明しますね。







昨夜の地震… で、思うこと…

2018年6月15日|カテゴリー 「屋根リフォーム」 「恵子
こんにちは。昨夜の地震はびっくりしました! 新城、震度3ですって!!ちょっと恐かった恵子です 

そういえば、最近、火山の噴火や地震が多いと感じませんか?

ハワイのキラウエア火山噴火の映像は衝撃でしたし、確か日本でも噴火がありましたよね。

南海トラフ地震が発生する確率も、10年以内に「20~30%」、50年以内では「90%程度かそれ以上」と、

ここ一年で大きく跳ね上げられたみたいだし、漠然と嫌な感じがします。


地震で倒壊した家
平成7年の阪神・淡路大震災では、

88%が家の倒壊で亡くなり、驚くことに、

倒壊した98%が旧耐震基準で建てられた住宅だったそうです。

平成28年の熊本地震でも、

旧耐震基準の木造住宅の95%以上が被害を被ったそうです。
ここで言う「旧耐震基準」とは、昭和56年以前の基準のことです。

大きな地震が起きるたびに耐震基準は見直されてきたのですが、昭和56年には抜本的な改正が行われました。

改正以前では、震度5程度の地震に耐えられることが基準でしたが、

改正後の新耐震基準では、建物が倒壊しないだけでなく、建物内にいる人の命を守ることが大事とされました。

つまり、昭和56年の改正以前に建てられた住宅は、耐震性能が低く、倒壊しやすい建物である可能性が高いのです。

構造用合板を張る
耐震金物を取り付ける
で、耐震補強工事が必要となるのですが、

耐震補強工事は、一般的には、壁に筋交を入れたり、構造用合板を張ったり、開口部の広い所には、新たに壁を増設したり、

また腐ったり、シロアリに食われた所を取り換えたり、土台や柱に専用の金物を取付けたり、

基礎にヒビがあれば、その修繕を行うなどの工事が多いです。

「壁の補強」「壁の配置」「基礎の補強」が木造住宅の補強工事の基本です。

けれど、これらの工事は室内で行うため、家具の移動や、部屋の片づけなど負担も大きいです。
軽い金属屋根
そこで、耐震にも有効で、室内に入らなくても施工できる

屋根の軽量化工事についてお伝えしようと思いますが、

前置きが長くなりましたので、また次回お伝えします。

悩ましい雨漏り・・・

2018年5月18日|カテゴリー 「恵子」 「雨漏り

梅雨を控え 「 雨漏り 」 のご依頼を承ることが多くなりました。
悩ましい雨漏り・・・

「 雨漏り 」 は、わりあい簡単に原因がわかるものもありますが、

長年の経験をもってしても、超難しいものまで・・・悩ましいのが本音です。
悩ましい雨漏り・・・
本来、雨漏りの修理は、原因をきちんと追究してから行うべきです。

勘や当てずっぽうの修理では、雨が降るたび、おちおち安心して眠ることもできませんもの。


雨漏りの原因を追究する一方法として 「 散水検査 」 を行います。

「 散水検査 」とは、雨漏りの原因と思われる所に水をかけていき、

雨漏りを再現させて、原因箇所を特定する検査なのですが、思いの他手間がかかります。

水をかける係と、雨漏りを目視する係・・・最低2人は必要ですし、高い所では 「 足場 」 が必要なことも。

なので、当然と言えば当然なのですが、それ相応の費用が発生してしまいます。
悩ましい雨漏り・・・

できるだけ費用をかけずに雨漏りを止めたいお客様と、(気持ちは充分わかるのですが・・・)

雨漏りの原因箇所の特定を行わずに工事を行うのは不安な弊社・・・。

悩ましいです。 もっと悩ましいのが、

80歳以上の核家族。そうとうな築年数。もはや修理ではどうにもならない屋根瓦の状態。

雨漏りが酷く、なるべくお金をかけずに 何とかして欲しい・・・。 
悩ましい雨漏り・・・


お気持ちは痛いほどわかるのですが・・・。さて、さて どうしましょッ!?!?

社長はじめ、スタッフ一同考えます。 考えます・・・。

先日、浅井君が紹介したこの工事も、ある意味苦肉の策かもしれません。
悩ましい雨漏り・・・

本来、棟瓦の積み直しが最良の方法ですので・・・。


こんなふうに、特にこの季節は、悩ましい日々が続いております。

それでも、どうにかしてお役にたちたい・・・喜んでいただきたいと・・・勉強の毎日です。
悩ましい雨漏り・・・

「 雨漏り 」 は難しいけれど、一生懸命努力しております。

「 雨漏り 」 でお困りの方、お気軽にご相談ください。

雨漏りトラブル

2018年4月21日|カテゴリー 「恵子」 「雨漏り

うちでもよく聞く、こんな話が、雑誌に掲載されていたのでご報告です。

皆さまも、お気を付けくださいね。


瓦屋根


例えば、

「近所の家で屋根工事をしていて、気になったので声をかけた。

屋根の瓦がずれているので点検したい。問題があれば無料で修理する。」 

と、偶然に屋根の不具合を発見したように装って、

「板金が浮きあげっている。」 「瓦がずれている。」

「傷みがひどく、放置すると雨漏りして大変なことになる。」と、

消費者の不安を煽ってリフォーム工事をするという手口。

さらに 腹立たしいのは、

主なターゲットは高齢者で、90歳以上の方もいらっしゃるとか・・・。

同じ建築業者として、怒りをおぼえるというか、悲しいです。

訪問業者が、全て悪いわけではありませんが、

やはり、地元の業者の方が安心です。 地元業者は逃げたり隠れたりできませんし、

一番大事な「信用」を無くす・・・そんな行為は、ぜったいできません・・・自殺行為ですもの。



地元の方が、そんな業者に騙されてないよう、もっと精進いたします。



外壁リフォームの種類

2018年3月3日|カテゴリー 「外壁リフォーム」 「恵子




さて、前回は、外壁材の「金属サイディング」のお話でした。

外壁材の王者 「金属サイディング 」は、値段は高いけれど長持ちで、手軽に大変身できて

断熱・防音性能もよくなって、居心地も良い住まいになるよ・・・というお話でしたね。


金属サイディング

今回も、またまた しつこく、外壁リフォーム・・・・・今回は「 種類 」についてのお話しです。


一般的に外壁のリフォームには、3つの施工方法があります。

  ①「剥がして張る」  ②「重ねて張る」  ③「塗装する」

家の傷み具合や予算に応じて、またはどんなリフォームを行いたいか?によって変わってくるわけですが、

   こんなイメージです。 ↓  ↓  ↓


長所と短所


それぞれに、短所・長所がありますので、まとめておきますね。




① 「剥がして張る」

長所

短所



② 「重ねて張る」

重ねて張る長所

重ね短所


③ 「 塗装する」 


塗装長所
塗装短所

外壁リフォームのご相談を頂いた時は、上記の事を頭に置きながら

ご要望やご予算や、それに あとどのくらい住む予定ですか? などなど、お聞きしながら、

最適なリフォームをご提案できるよう・・・「やってよかった!!」 と言って頂けるように頑張っています。

外壁が気になりだしたら、どうぞお気軽にご相談下さいませ。




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